川からの景色

趣味に関して色々な考えや想いを記す文集

AqoursLive 5th Love Live ~NextSPARKLING!!~に向けて

おはようございます。

 

Aqours 5th Love Live ~Next SPARKLING~ライブ初日の朝を迎えました。

 

皆さんは如何お過ごしでしょうか。

 

実はここ最近プライベートで色々とあり、なかなか今回のライブに意識を向けられずにおりました。

そんな中、ライブ1週間前にあたる6月2日、少しだけ時間を割いて初めて沼津の淡島に行って参りました。

 

劇場版にて、Aqoursは自分たちの未来を模索し、そして、当初から彼女らをサポートしてくれた沼津の方々に沼津駅前のライブという形で、その未来を少しだけ示しました。

 

そんな彼女らが愛してやまない沼津・内浦を身をもって感じたいと思ったからです。

 

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全てが始まった三津海岸。

 

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3年生の思い出の地

 

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Aqours

 

 

僕は文書には長けていません。

だから良いことは書けません。

 

ただ、5thライブの前にこの地に来て、沼津という土地の温もりと住む方々の温かさを感じられて本当によかった。

 

 

 

5thライブ、みんなで楽しみましょうね!

 

 

早川 景

沼津,初堕天

こんにちは.

2019年2月11日,

ラブライブ!サンシャイン!! Aqours クラブ活動 LIVE & FAN MEETING 2018』

の沼津公演に参加してきました.

今回はその参加に伴い,TVアニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」の舞台である

沼津に初訪問した時の記録を記しておきたいと思います.

 

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※写真は一部加工を施しています.

 

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言わずと知れた沼津駅.(南口:写真上,北口:写真下)

作中でも,東京遠征への際には何度も登場しました.

劇場版OP後の千歌ちゃんの登場シーンもここの南口でした.

また,TVアニメ第1期第3話「ファーストステップ」にて,

ライブのチラシを配っていたのはここの北口.

どちらもラブライブ!サンシャイン!!を象徴する場所ですね.

沼津に愛されていたAqoursにとっての沼津駅は,

「温かい沼津」から「試練の待つ外の世界」への門を象徴していた気がします.

ちなみに,この写真を撮っていた時の私.

「アニメとおんなじじゃん!!!」

 

  • 「Next SPARKLING!!」特設ライブ会場(沼津駅前:地図上①)

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ラブライブ!サンシャイン!!劇場版にて,

6人となった新生Aqoursが,

卒業した3年生の想いものせて「Next SPARKLING!!」を披露した場所.

ここ.沼津駅南口の目の前なんですよね.

上の沼津駅のところでも書きましたが,

やはりAqoursが新しい世界へ歩みだす場所は,

沼津駅がよく似合いますね.

(写真は丁度ステージの後ろ側から.何?ステージが見えないって?

え?ステージ写ってるでしょ?私には見えますよ?)

ちなみに,この写真を撮っていた時の私.

「え,ここもアニメとおんなじじゃん…」

 

 

  • コラボバス&タクシー(沼津駅前:地図上①)

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駅前に幾つも止まっていた,Aqoursコラボの伊豆箱根バスやタクシー.

沼津からライブ会場までタクシーで来るツワモノの方々が

Aqoursのライブの度に話題になっていたので,

コラボタクシーの存在は知っていましたが,

まさかバスもコラボバスがあるとは知りませんでした….

(しかも結構な数がいました.)

バスやタクシーと言えば,街の交通網の要.

その大事な交通を担うバスやタクシーがコラボしているという事実は,

沼津のラブライブ!への愛と温かみを象徴していました.

 

  • 沼津バーガー(沼津港:地図上②)

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沼津到着後,駅の周辺を探索した後,バスに乗って沼津港に行きました.

沼津港にある聖地の1つ,作中で何度もその外観が登場した沼津バーガー.

内浦にあると思っていたのですが,沼津港だったんですね.

一緒に行った方の話によると,

ここの深海魚バーガーがとても美味しいらしい….

今回は時間の都合で外観だけの撮影でしたが,

次は必ず食べに行きたいですね.

ちなみに,この写真を撮っていた時の私.

「沼津,アニメをパクってるな…」(※もちろんネタです)

また,ここはひとつリトルデーモンとして,

沼津バーガーから後述する「びゅうお」まで

善子ちゃんマラソンをしなければ,という使命感に一瞬だけ駆られましたが,

やはり時間の都合上,今回は諦めました.

次回に乞うご期待.

 

  • 沼津みなと新鮮館 あじや(沼津港:地図上②)

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同じく沼津港にある「沼津みなと新鮮館」の中にある食堂「あじや」さん.

ここでは色々なお魚のお刺身や揚げ物の定食が食べられます.

せっかく漁港に来たので思い切って,

「刺身7点盛定食+ミニ鯵丼」と奮発しました.

味の方ですが,これがまた美味しい….

私は海無し県出身なので東京に来たときには

海鮮のお刺身のあまりの美味しさに感激しましたが,

沼津港のお刺身はそれを凌駕していました.

あと,見た目は地味ながらも格別な美味しさを

誇っていたのがお味噌汁.

一見,ただのお味噌汁に見えますが,

アラ汁のような風味と香りがしました.

きっと色々なお魚から出汁をとっているのでしょう.

本当に絶品なので沼津に行った際には

お魚を食べることをオススメしたいですね.

 

  • 沼津港大型展望水門「びゅうお」(沼津港:地図上②)

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TVアニメ第1期第5話「ヨハネ堕天」で,

堕天使ヨハネの存在が受け入れられ,

Aqours津島善子」が誕生した場所.

TVアニメ第1期第11話「友情ヨーソロー」で,

曜ちゃんが鞠莉に背中を押してもらった場所.

(通称:嫉妬ファイヤァァァ)

物語において何れも重要な意味を持つ場所の一つです.

善子ちゃんファンである私にとっては,必ず来ておきたかった場所.

名前の通り,本来の役割としては水門で,

津波や高波などの際にはこの門を閉じて街を守るためのもののようです.

この水門が本来の役割を果たさずにいることを祈るばかりです.

ちなみに,この写真を撮っていた時の私.

「なかなか作画が良いなぁ」(※もちろんネタです)

 

  • 津島家と上土朝日稲荷神社(狩野川沿い:地図上③)

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津島善子ちゃんの家があるマンション(写真上)です.

劇場版でも冒頭挿入歌「僕らの走ってきた道は…」の

「ああどうしよう(あしたへ)」の歌唱時に出てた場所ですね.

そのマンションのすぐ下にあるのが,「上土朝日稲荷神社」(写真下)です.

TVアニメ第2期「犬を拾う。」で,

ライラプスorノクターンを拾った場所.

梨子と善子がそれぞれの運命と希望の存在を認識する始まりの場所.

街の中に普通にポツッとある場所ですが,

ラブライバーにとっては思い入れの深い場所ですね.

ちなみに,この写真を撮っていた時の私.

ライラプスを探さなきゃ(使命感)」

 

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沼津駅周辺に沼津ラクーンというショッピングセンターが有ります.

ラブライブ!サンシャイン!!劇場版のラブライブ!勝戦・延長戦にて,

「Believe again」擁するSaint Snowに対抗し,

9人のAqoursが「Brightest Melody」を披露した場所.

劇中では,Aqoursメンバーの背後の山から朝日が登る演出が

(つまり,Aqoursは西を向いて踊っていた)

施されていましたが,実際の場所も作中の方角と矛盾がないようになっています.

(写真は西側から東側を撮影)

夜だったので真っ暗でしたが,奥の方にきっと朝日が登る山があるのでしょう.

ちなみに,この写真を撮っていた時の私.

「こんな素敵な場所,自分一人で来るなんて勿体無いよ…!」

 

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作中で何度も登場する仲見世商店街の入り口です.

今回は時間も遅く,帰る前にちょっとだけ入り口を撮影しただけなので,

商店街の中までは行けませんでした.

劇場版の冒頭挿入歌「僕らの走ってきた道は…」はここが舞台でしたね.

ドラマCD等でよく出てくる「やば珈琲」さんもここにあるようです.

次に来た時は,なんとしても行きたいところのひとつです.

 

 

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のっぽパン.実在していました.

ひょっとしたらアニメの世界から出てきちゃったのかも知れない….

沼津駅売店で売ってました.

シンプルですがとにかく美味しい.

このパンを食べていた時,私は間違いなく国木田花丸になっていたずら.

 

  • おまけ其の2:沼津市民文化センター(地図上④)

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忘れてはいけない今回のライブ会場.

1500人のキャパを誇る大ホールは,ライブには丁度良いサイズで,

音響が素晴らしい会場でした.

やはりライブは小規模・中規模の箱が良いですね.

 

  • まとめ:沼津地図

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沼津駅周辺:沼津駅,特設ライブ会場,仲見世商店街,沼津ラクーン屋上

②沼津港:沼津バーガー,あじや,びゅうお

狩野川沿い:津島家,上土朝日稲荷神社

沼津市民文化センター

 

さて,最後に今回訪れた場所と地図との対応を示しておきたいと思います.

今回はほぼほぼ沼津駅周辺と沼津港が中心でしたね.

地図を見て分かる通り,作中でよく登場する内浦や淡島は,

今回行った場所からかな~り南の方にあることが分かります.

何度か行っている方から聞いたところ,

沼津駅から内浦まで片道40分以上,

往復だと移動だけで1時間半強かかるとのことで,

今回は沼津駅周辺の観光のみに留まりました.

 

  • 終わりに

ファンミーティング@沼津公演に参加するため沼津を訪れました.

初めての沼津,最高に楽しかった.

美味しい食べ物や素敵な場所がたくさんありました.

ラブライブ!という作品がこの地を舞台に選んでくれたことで,

私は沼津という街の素晴らしさを知ることができました.

 

とは言え,やはりラブライバーとしては

内浦やあわしまは行っておかなければならない(使命感)場所.

ということで,また沼津の地に帰ってきます!

それまで待ってろよ~沼津~

 

2019年2月11日

 

早川 景

 

 

舞台の魅力を教えてくれた人

こんにちは.早川景です.

第2回目の記事となりました.

今回はゆる~い感じのお話を.

 

本日2月7日は,女優・伊波杏樹さんのお誕生日です.

伊波さんはラブライブ!サンシャイン!!高海千歌ちゃんを演じる声優さんです.

 

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私はこれまでの人生の中で

舞台を観劇しに行ったことが殆どありませんでした.

(一度だけ天王州の銀河劇場で行われた,

サクラ大戦「巴里花組ショウ2014 ~ケセラセラ・パリ~」という

ショウに行ったことがあります.)

 

そんな訪れた2016年.転機が訪れました.

どうやら「ラブライブ!」の新シリーズ,

ラブライブ!サンシャイン!!」の主役を演じる声優さんが

「ラジオどっとあい」という

文化放送・超!A&G+で放送されていたラジオ番組をやるらしいと.

当時,

「よく分からん人だけど,

ラブライブ!の新シリーズの主役を務める声優さんが

ラジオやるみたいだし,とりあえず聴いてみるか~.」

という軽い感じで聴き始めたのを覚えています.

 

そのラジオを聞いてみると,

どうやらその声優さんは「伊波杏樹さん」という方らしいと.

しかも,その方は,普段は舞台役者さんをやっているらしく,

舞台に関する色々な話題がそのラジオでお話されていました.

(ここでは具体的には書きませんが)

 

さて,そういった話の中で,

「ご自身が出演される舞台に臨む際にどういうことを考えているか」

とか

「どういう舞台作品が好きなのか」

等,これまで僕が聞いたことが無かった「舞台役者さんのお話」が

リアルに語られ,僕はそれに強烈な興味を唆られたのを覚えています.

しかも,単なるお仕事の紹介のようなお話ではなく,

舞台ってめっちゃ楽しいし,すっごい面白いんだよ!

っていう好きな気持ちが強く伝わってるのです.

 

そんなお話を聞くうちに

「舞台を観劇しに行ってみたい!そして折角なら伊波さんの舞台を!」

という気持ちが僕の中で芽生えていました.

ただ,当時の私にとって「舞台」というものはまだまだ馴染みが薄く,

「行きたいなぁ」

と思いつつもなかなか行動に移せずにいました.

 

そんな中訪れた2018年12月.

伊波さんが主演する舞台「アンチイズム」という作品が

上演されるとのお話が伊波さんのTwitterにて発表されました.

僕はいつものように「行きたいけど,ちょっとまだハードルが高いかな…」なんて

思っていましたが,その時は事情が少し違っていたようです.

 

というのも,Twitter上で

「はじめて舞台の観劇に来たけれど,

『アンチイズム』は心に強く刺さる素敵な作品だったね!」

と,自分のようにこれまであまり舞台観劇に馴染みが無かった方々が

言っているではありませんか.そして,

「これは見たほうが良い作品.」

であると.

こうした言葉を受け,遂に僕はチケットを取ることを決意しました.

 

そして来たる2018年12月13日.

遂に伊波さんが主演の舞台「アンチイズム」の観劇に行きました.

少し小雨の降る寒い夜でした.

 

普段,アニメやゲームをホームタウンとする僕にとって,

舞台というものは衝撃的なものでした.

  • 客席まで伝わる役者さんの息遣い
  • 体にまで伝わる歩く時の振動
  • 心の底から出てくる歓喜や絶望的な悲壮感が伝わるセリフ

どれをとっても,生身の人間が繰り広げる舞台ならではの魅力でした.

そして,これを機に,私はすっかり虜になってしまいました.

 

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伊波さんがいなければ,

舞台の魅力に気づくこともなかったでしょう.

伊波さんの舞台を見に行ってから迎える初めての2月7日.

これからも舞台女優・伊波杏樹を応援していることをお伝えすると共に,

舞台の魅力を教えてくれた貴方への感謝の言葉で

この記事を締めたいと思います.

 

心より愛を込めて.

Thank you, Ms. Inami.

Happy Birthday to An-chan.

 

2019年2月7日

 

早川 景

私の中のラブライブ!サンシャイン!!

※本記事は,僅かながらラブライブ!(無印)1期,2期,劇場版,及び,

ラブライブ!サンシャイン!!1期第1話の内容に触れます.

未視聴の方は,ご注意ください.

 

はじめまして.早川 景と申します.初投稿となります.

 

来たる2019年1月4日,遂に

ラブライブ!サンシャイン!! The School Idol Movie Over the Rainbow

が公開となりました.

ラブライブ!サンシャイン!!(以下,サンシャイン!!)2期が最終回を迎えて1年,

3rd LoveLive! Tourや4th LoveLive!,ファンミーティングツアーを経て

待望の公開となりました.

Aqoursとその仲間たちが紡いできた物語,

その集大成である劇場版は多くの作り手による,

温かいメッセージと愛が込められた作品であると感じました.

(劇場版の感想についてはまたいつか語りたいと思います.)

 

さて,今となってはこの作品の虜になっている私ですが,

実は,TVアニメ1期・2期放送当時は

アニメ・サンシャイン!!があまり好きではありませんでした.

この記事では,そんな私がアニメ・サンシャイン!!を

好きになったキッカケとその後について,お話していきたいと思います.

 

目次

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

1.好きではなかったアニメ・ラブライブ!サンシャイン!!

サンシャイン!!1期の放送が開始された2016年7月は,

μ's Final LoveLove!から僅か3ヶ月.

2013年の8月からラブライブ!のファンであった私は,

μ'sの活動終了を受け入れながらも,なんとなく寂しさを感じておりました.

そんな中で放送が決まったラブライブ!シリーズの第2段のアニメ化.

μ'sの意志を継ぐグループが織り成す新しい物語が始まるということで,

一体どんな物語になるだろうかと期待に胸を膨らませておりました.

 

そうした期待の中で開始されたアニメ放送.

結論として,その内容は私の心を掴むものではありませんでした.

「面白くないわけでも,ツマラナイわけでもないけど,

物語が何を表現したいのかがわからないし,心に響いてこない…」

当時の私の中には,こうした漠然としたモヤモヤが渦巻いておりました.特に,

  • 千歌ちゃんの掲げる「輝き」という目標が漠然として物語の目的が分からない…
  • 方向性が定まらずにストーリィが進行して何処に向かっているのか分からない…
  • キャラクタの言葉と行動が一致しない箇所が幾つかあり矛盾がある気がする…etc

こうした点が非常に気になっておりました.

このモヤモヤは結局1期最終話が終わるまで途切れることはなく,

「一応,ラブライブ!シリーズの続きだから…」

という惰性だけで見続けていたことを覚えています. 

当時,Twitter上ではアニメの内容に関する多くの賛否の意見が飛び交っており,

その中には私と近い意見を持って「魅力が分からない」と言う方々も見られました.

 

当時の私がこうした感想を抱いたのは,

それまでの「ラブライブ!」というアニメに対する考え方が影響していました.

 

元々,私が「アニメ・ラブライブ!(無印)」が好きだ!と感じていたのは,

「シリーズの目的が物語の序盤で明示」されて,

その目的に向かってμ'sメンバーが我武者羅に頑張る姿が, 

「言葉によるハッキリとした心情描写」によって

μ'sメンバーの青春が描かれているという点でした.

例えば,ラブライブ!(無印)では,それぞれ

1.ラブライブ!1期:音ノ木坂学院を廃校の危機から救うこと
2.ラブライブ!2期:ラブライブ!で優勝すること
3.ラブライブ!劇場版:μ'sの活動の継続 or 終わりを選択すること

という目標が物語の早い段階で明示され,

こうした目標に向かうμ'sメンバーの心情が

ストレートな言葉によって描写されていきます.

これが当時の私の中での「ラブライブ!の魅力」でした.

 

こうした点を「ラブライブ!の魅力」だと感じていた私は,

サンシャイン!!を視聴する際にも

「何を目的としているのか」

という観点を常に持ち続け,

Aqoursメンバー同士の言葉」

だけに注意を払い視聴をしておりました.

その結果,上述したような

  • 千歌ちゃんの掲げる「輝き」という目標が漠然として物語の目的が分からない…
  • 方向性が定まらずにストーリィが進行して何処に向かっているのか分からない…
  • キャラクタの言葉と行動が一致しない箇所が幾つかあり矛盾がある気がする…etc

という考えに行きつくことになりました.

 

2.ターニングポイント

そんな私に転機が訪れたのは,2017年11月のことです.

丁度,サンシャイン!!2期第5話「犬を拾う」が放送された前後だったでしょうか.

当時,「一応,ラブライブ!シリーズの続きだから…」という惰性を

1期からなんとか引き継ぎ,視聴を続けていたことを覚えています.

ある時,Twitter上で飛び交う賛否の意見の中に,

ブログを使ってラブライブ!の考察を行っている方々を見つけました.

アニメ各回の考察する方,楽曲の意味を考察する方,

他,色々な観点から作品を考察する方々がいましたが,

どの方にも共通していたのは,

キャラクタの表情,音楽や情景描写などの様々な点に注目し,

考えられる様々な可能性を模索して,創造し,

各々の「ラブライブ!」の世界を楽しんでいたことです.

それまで「ストーリィの流れ」と「キャラクタの言葉」だけに

注目していた私にとって,

こうした捉え方をラブライブ!で行うということは,

非常に新鮮で新しい考えでした.

そして,同時に

「自分の中の『ラブライブ!の魅力』は固定概念なのかもしれない.」と考え,

もう一度,真っ白な気持ちでサンシャイン!!1期を見直すことにしました.

 

3.その後

真っ白な気持ちでもう一度観たラブライブ!サンシャイン!!は,

本放送を観た時とは違う作品になっていました.

  • さり気ない表情や仕草から読み取れる感情
  • 天気や場所が象徴するもの
  • 劇中BGMと挿入歌との関わり…etc

様々な要素が混じり合い,大きな渦となってサンシャイン!!という

素敵なアニメ作品を構成していました.

本放送時に感じていた

「登場人物の言葉と行動の不一致による矛盾」

だと思っていたことの正体は,

キャラクタたちそれぞれの思いやりと仲間を思う気持ちから生じていたものでした.

そして,これが私にとってのアニメ・ラブライブ!サンシャイン!!

はじまりとなりました.

自分たちの中のなにかが変われば、世界は変わる

私の中の考え方が変わることで,世界は変わりました.

 

4.以前の私のような方々へ

μ'sからのラブライブ!シリーズのファンの中には,

以前の私のようにアニメ・サンシャイン!!の内容に共感できず,戸惑い,

そのままラブライブ!という作品から離れてしまった方もいるのではないでしょうか.

特に,アニメのラブライブ!(無印)の印象を強く持っている方は,

サンシャイン!!のアニメに対して,

「脚本の矛盾」「説明不足」と感じる方もいるかと思います.

その際に

「脚本や構成が甘いのではないだろうか.」

と考えることは簡単です.

しかし,そこであえて

「もし,脚本がしっかりとしていると仮定すると,この違和感はなんだろう.」

と考えてみては如何でしょう.そして,違和感を考える拠り所として,

  • 登場人物たちの表情仕草
  • 場所天気時間といった状況

 に注目してみては如何でしょうか.

そうした点に注目し,考えるうちにラブライブ!サンシャイン!!という

新たな作品の魅力に気づくことができるかもしれません.

 

編集後記

初記事にも関わらず,ここまで読んで下さっている皆様,誠にありがとうございます.

毎回,この編集後記では,各回の記事を書いた後の私自身の率直な気持ちを

書いていきたいと思います.

 

今回,初記事にも関わらず,かなりデリケートな題材を取り上げたのは,

μ'sからのラブライブ!のファンで,

ラブライブ!サンシャイン!!を敬遠している方に向けて,

「サンシャイン!!も素敵な作品だよ.」というメッセージを

届けたい一心に他なりません.

従いまして,本記事は既にラブライブ!サンシャイン!!のファンである方々に

向けたものでないと思っております.

 

本来,アニメ作品の観方というものは,

「こういう観方で観ると良いよ!」

と他人に紹介する(される)ようなものではないと思います.

他人に「作品の観方」を強制されることは,

変な固定概念を植え付けたり,イメージを膨らますことを妨害したりする

要素にしかなり得ないからです.

 

しかし,その一方で,「作品の魅力を気づくための緒」になる可能性も

あるのではないでしょうか.記事で触れた

  • 登場人物たちの表情や仕草
  • 場所や天気,時間といった状況

 については,おそらく多くの方が

「アニメを見る時にそういうことに注目するのは当たり前では?」

と仰ることかと思います.

しかし,以前の私はこうした「ちょっとした観方の変化」が無かったのです.

 

そうした背景のもとで,この記事の執筆に至りました.

初記事が故に(それでも言い訳にはできないね…)拙い表現等あるかと思いますが,

それでもなんとか自分の考えを綴ろうとした結果が本記事となります.

 

本記事がどこかの誰かのサンシャイン!!をもう一度観てみようと思う

キッカケになればこれ以上の幸せはありません.